- 最終更新日: 2022.09.29
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キャンプ・BBQにおすすめ|直火式ホットサンドメーカーの選び方&機能別チェックポイントとは?
こんにちは!アウトドア大好き女子のmizukiです。
キャンプの食事としてバーベキュー(BBQ)は定番ですね。では、キャンプの朝食はどうでしょう?私はキャンプの朝食をホットサンドにすることが多いです。理由は、お手軽さ。食パンに具材をのせて焼くだけですから、朝にぴったりです。
オーソドックスなハム&チーズから、甘いチョコレートバナナまで、何をはさんでも大体OK。前夜の残り物をはさめば具材の準備もいらず、残り物も片付いて一石二鳥です。(夕食のバーベキューで余った焼きそばやカレー、焼肉のホットサンドも美味!)
キャンプの朝食だけでなく、バーベキューの調理アイテムとしても活用できる「ホットサンドメーカー」は、私がおすすめしたい一品です。これまで8種類のホットサンドメーカーを使用してきた私が、機能別にメリットやデメリットをまとめました。
なお、自宅での利用も可能なホットサンドメーカーですが、今回はバーベキューやキャンプなどアウトドアでの使用を想定して、コンセントを使用しない直火式に限定して紹介します。ぜひ、直火式ホットサンドメーカーを購入する際の参考にしてください。
秋冬のアウトドアにもぴったり!おすすめのアイテムです。バーベキューやキャンプで大いに活用してみてくださいね。
目 次
キャンパー直伝|直火式ホットサンドメーカーを選ぶポイント
直火式ホットサンドメーカーの機能
ホットサンドメーカーは、直火式に限っても、機能性に優れたものが多く発売されています。私が実際に使用したことがあるのは以下のタイプです。
- シングル…食パンを正方形のままの形で焼き上げる
- ダブル…三角形や長方形の二つに分けて焼き上げる
- 耳圧着…耳を圧着してカリカリに焼き上げる
- 本体分離…本体が上下で分離する
- フッ素樹脂加工…焼き面がこびりつかないよう加工されている
- IHコンロ対応…IHコンロで焼ける
上記は販売されているホットサンドメーカー製品の全てではありませんが、主流のタイプはほぼカバーしていると思います。
直火式ホットサンドメーカーのチェックポイント
長年、バーベキューやキャンプで直火式ホットサンドメーカーを使用してきた私が、購入の際に考慮するポイントは、以下の点です。
- ふっくら感…パンをつぶさないか
- 食べやすさ…具材がこぼれないか
- 他調理…フライパンとして使えるか
- 洗いやすさ…構造がシンプルか
ふっくら感と食べやすさ
ふっくら感と食べやすさは両方そろった方がいいのですが、ホットサンドメーカーでは相容れない関係にあります。ふっくら感を出そうとすると、パン同士の圧着が弱くなり、食べているときに具材がこぼれやすくなります。食べにくいですよね。
具材がこぼれないようにするためには、圧力をかけてパン同士を圧着する必要があります。すると、ふっくら感はなくなります。ちなみに、ハムとチーズくらいの薄くて少なめの具材なら、圧着がなくてもこぼれません。
しかし、個人的にはたっぷりの具材にホットサンドの醍醐味を感じます。だからこそ、バーベキューやキャンプの際、たっぷりの具材やカレーなどの汁物を入れたときに、こぼれやすくなっては困るのです。
他調理
直火式ホットサンドメーカーは、実はフライパンとしても利用できます。バーベキューやキャンプでは携行できるアイテムが限られるので、汎用性のあるアイテムはありがたいですよね。ホットサンドメーカーがあるからフライパンを持たない、というキャンパーもいるくらいです。
しかし、形状が複雑なタイプだとフライパン利用がしづらいので、用途によって選別することをおすすめします。
洗いやすさ
直火式ホットサンドメーカーは、形状が単純で、本体が分離できるタイプだと洗いやすさにつながります。用途通りであればそうでもないかもしれませんが、他調理をすると溝や凹凸に焼きカスが挟まったり溜まったりしやすくなるでしょう。
そして毎回のアフターケアで持ちも違ってきます。バーベキューやキャンプ時の洗いやすさも直火式ホットサンドメーカーのチェックポイントの1つと言えるでしょう。
BBQやキャンプ飯に|直火式ホットサンドメーカーの機能別特徴
直火式ホットサンドメーカーの機能別チェックポイント比較表
直火式ホットサンドメーカーの機能別にチェックポイントをまとめると、このようになります。
ふっくら感 | 食べやすさ | 他調理 | 洗いやすさ | |
シングル | ◎ | △ | ◎ | ◎ |
ダブル | △ | ◎ | △ | × |
耳圧着 | ○ | ◎ | ○ | △ |
本体分離 | ー | ー | ◎ | ◎ |
フッ素樹脂加工 | ー | ー | ◎ | ◎ |
IHコンロ対応 | ー | ー | ー | ー |
◎優れてる 〇ほどほど
△少し難あり ×かなり難あり ―関連なし
ここで注意してほしいのは、直火式ホットサンドメーカーは、製品によってこれらの機能が複数備わっているということです。
例)
・シングル×耳圧着タイプ
・ダブル×耳圧着タイプ
・シングル×本体分離×フッ素樹脂加工×IHコンロ対応タイプ
組み合わせによりますが、相乗効果を生むものあれば、メリット減になったり、デメリットを補填することもありますね。
例)シングル×耳圧着タイプ
・ふっくら感
→シングルのみでは◎だが、耳圧着することでふっくらさ減。
・食べやすさ
→シングルのみでは△だが、耳圧着することで補填される。
では次に、機能ごとの詳細を具体的に見ていきましょう。
直火式ホットサンドメーカーの機能別種類
シングル
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【Amazon】ヨシカワ ホットサンドメーカー あつあつ シングル フッ素加工 ガス火専用
・特徴
シングルとは、食パンの形をそのまま残して焼き上げる機能です。
・メリット
シングルの直火式ホットサンドメーカーは、フラットな焼き面が広く確保されているので、フライパンとして利用しやすいです。たまごやソーセージをちょっと焼くのに便利ですね。また、形状がシンプルなので洗いやすいと言えます。
【Amazon】ヨシカワ ホットサンドメーカー あつあつ シングル フッ素加工 ガス火専用
・デメリット
シングルでは上下のパンの圧着が強くない商品が多いです。ふっくらと仕上がりますが、圧着が弱いとすき間から具材がこぼれやすく、食べにくいと感じることがあります。具材を薄く少なくすることで、こぼれやすさには対応できます。
ダブル
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【Amazon】ヨシカワ ホットサンドメーカー あつあつ ダブルフッ素加工 ガス火専用
・特徴
ダブルの直火式ホットサンドメーカーは、パンに切れ目ができるように突起がついていて、焼き上がりが三角形や長方形の2つになる機能です。
・メリット
切れ目の箇所でパンを強く押し付けるので、上下のパンが圧着しやすいです。パンを圧着するとふっくらさは犠牲になりますが、たっぷり入れても具材がこぼれにくくなり、食べやすさにつながります。
【Amazon】ヨシカワ ホットサンドメーカー あつあつ ダブルフッ素加工 ガス火専用
・注意点
フラットな面積はせまいので、フライパンとしての利用はしづらいです。焼けないというわけではありませんが、凹凸があることで、フラットよりは焼きにくいと言えるでしょう。凹凸は、洗いにくさにもつながります。
耳圧着
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・特徴
直火式ホットサンドメーカー本体のふちに段差を設けて、パンの耳を圧着する機能です。
・メリット
パンの耳を圧着すると具材がこぼれにくくなります。また、圧着することで耳がしっかり焼けて、耳の食感がカリカリになります。
・注意点
シングルならパンの中央部分はつぶさないので、ある程度のふっくらさは確保できます。ダブルだとかなりつぶれてしまいます。耳圧着は、本体が平面ではなくなるところがウィークポイント。また、フライパン利用できる面積は少なくなっており、段差部分が洗いにくいです。
本体分離
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【Amazon】アイリスオーヤマ 具だくさん ホットサンドメーカー 直火式 ガス火専用 ダブル
・特徴
直火式ホットサンドメーカーの上下の焼き面が分離する機能です。
・メリット
分離することは焼き上がりには関係しません。しかし、フライパン利用をする際には2枚分として使えるメリットがあります。また、分離するということは当然洗いやすいです。
【Amazon】VASTLAND(ヴァストランド) ホットサンドメーカー シングル 直火式 燕三条製
・デメリット
デメリットは焼け具合の確認で開けたときに外れてしまう可能性があることです。また、外れた状態からはめるにはひと手間が増えてしまいます。
フッ素樹脂加工
・特徴
直火式ホットサンドメーカーの焼き面がフッ素樹脂加工されていてこびりつきを防止する機能です。最近の製品の主流になってきました。フッ素樹脂加工も焼き上がりには関係しません。
・メリット
こびりつきを防ぐメリットはフライパン利用した際に便利です。洗い物の際にも汚れが落ちやすいです。
このように卵を焼いてもきれいにはがれてくれます。
・デメリット
ただ、フッ素樹脂加工は1年程度で劣化する点に注意が必要です。洗い方や保管の仕方によってはさらに劣化は進みます。
IHコンロ対応
・特徴
IHコンロ対応という機能だけでみれば、前述したチェックポイントのいずれにも関連しません。しかし、自宅がIHコンロの場合に、自宅のコンロで使用できるというメリットがあります。自宅だとバーベキューやキャンプなどアウトドアよりも食材の自由がきくので、アウトドアとはまた違った楽しみ方ができます。
こちらは私のお気に入り、クリームチーズ、アボガド、ガーリックシュリンプ、パプリカのホットサンドです。自宅なら食材のバリエーションを広げやすいですね。
さいごに
個人的には、直火式ホットサンドメーカーの一番の迷いどころは、シングルとダブルだと思います。この二つは絶対に重複しないので本当に悩みます。
ちなみに、現在の私は食べやすさに重点を置いて、ダブルの製品を選択しています。前述の通り、たっぷりの具材が好みなので、どうしてもこぼれやすいのです。
また、具材のボリュームと引き換えに、パンのふっくらさは犠牲になっています。パンのふっくらさや、フライパン利用の利便性に重点を置く方は、シングルを選択することになると思います。
まとめ
今回は、直火式ホットサンドメーカーの選び方として、現在主流になっている機能とチェックポイントを私なりにまとめてご紹介しました。いかがでしたか?
<機能>
・シングル
・ダブル
・耳圧着
・本体分離
・フッ素樹脂加工
・IHコンロ対応
<チェックポイント>
・ふっくら感
・食べやすさ
・他調理
・洗いやすさ
メーカーによって、複数の機能が備わっていますが、自分にとって優先度の高い機能は何かを考えることが大切です。本コラムが、皆さんの直火式ホットサンドメーカー購入の際の参考となれば嬉しいです。
これから寒い季節がやってきます。ホットサンドが美味しい時期ですね。バーベキューやキャンプのお供に、直火式ホットサンドメーカーをぜひ活用してみてくださいね♪
WEBライター。キャンプ、釣り、トレッキングなどのアウトドアアクティビティに20年以上のめりこんでいます。長年の経験から得たアウトドアに関する情報をお伝えします。