- 最終更新日: 2024.05.11
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BBQ前日の野菜下ごしらえ|切り方・レンジ加熱で時短調理!BBQきのこレシピあり♪専門家監修
こんにちは。Bavi編集部です!
今回はバーベキュー(BBQ)前日にしておきたい野菜の下ごしらえ(洗い方・切り方・レンジ加熱)についてお届けします。
バーベキューの主役はお肉になりがちですが、焼き野菜もとっても美味しいですよね。でも、肉に比べて野菜はなかなか火が通らない、そもそも切り方が分からない…そんな方も多いはず。
そこで、チームBavi専属フードコーディネーターの長森さんにもお話を伺い、バーベキュー野菜の下ごしらえ方法についてご紹介していきます。
※今回は「焼く」という基本的なバーベキューにおける焼き野菜の下ごしらえ(洗い方・切り方・レンジ加熱)です。
それではいってみましょう!
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目 次
BBQの野菜下ごしらえ方法|メリットと注意点
前日に下ごしらえするメリット
下ごしらえは当日会場でという人もいるでしょうが、可能であれば前日に行うと安心です。(バーベキュー開始時間にもよりますが)以下3点は前日に下ごしらえをするメリットと言えます。
・ゴミの削減
・調理の時短
・時間の節約
まず、会場で出すゴミを減らせます。野菜をパッケージごと持っていくとかさばりますし、調理すると皮などゴミが発生します。前日の下ごしらえで、持参する荷物も持ち帰るゴミも減りますね。
また、特に根菜類などは火が通りにくく、中まで火が通る前に黒焦げになった経験がある方もいるはず。下ごしらえでレンジ加熱をしておけば、火が通りやすく、調理時間も短縮されます。
そして、なにより火起こしやテント張り、家族連れの場合は子どもがぐずってしまうなど、バーベキューの最中は思うように手が空かないこともあるでしょう。なるべく下ごしらえは前日にしておき、当日は時間に余裕を持っておきたいものです。
例外として…
会場への途中や現地で買い出しをするという人もいるでしょう。例えば、道の駅などでは新鮮な野菜が数多く並んでいますよね。
その場合、定番食材は事前に購入して前日に下ごしらえを済ませておき、会場への途中や現地のスーパー・道の駅などでは、ご当地食材のみ購入するというのもおすすめです。(Baviは地産地消を推奨しています!!)
そうすれば、会場に着いてからの下ごしらえはわずかで済み、調理時間も短縮できますね。
野菜の下ごしらえの注意点
下ごしらえで注意しておきたいことがあります。それは、食中毒予防の衛生管理です。前日に下ごしらえする場合は、特に気を付けなければなりません。
十分に手洗いを行ったうえで、できれば食材ごとに別の使い捨て手袋を利用して下ごしらえし、終わったらすぐに密封袋へ入れて冷蔵庫へ。もちろん、当日会場での手洗いも十分に行ってください。
BBQの野菜下ごしらえ方法|野菜の洗い方
下記で挙げている「きのこ類」を除き、すべての野菜はきれいに洗ってから使いますが、洗うのに気を付ける野菜をいくつか挙げてみます。
根菜類(じゃがいも、さつまいも、人参など)の洗い方
泥つきものは、そのまま皮をむくと泥臭さが残るので、たわしなどでこすりながら洗います。皮付きのまま切るものもあるので、きれいに洗います。
キャベツの洗い方
外側に近い葉は雑菌が付きやすいので流水でよく洗い、外葉以外は洗いにくいので切ってから洗います。
オクラの洗い方
流水で洗ってからひと手間!板ずりをしてみましょう。板ずりが終わったら、再度流水で洗います。
※板ずりとは…まな板にオクラを並べて、たっぷりと塩を振り、オクラを転がしながら塩をこすりつけることです。うぶ毛を除いて口当たりを良くし、緑色を鮮やかにする効果や下味効果もあります。
とうもろこしの洗い方
皮をむいてよく洗い、ひげ根を取ります。
きのこ類の取り扱い方
洗うと、水っぽくなったり、栄養成分やうま味を流してしまうので、気になる方はふきんで拭く程度にしましょう。
BBQの野菜下ごしらえ方法|野菜の切り方・レンジ加熱
次に洗い終わった野菜を切り、火が通りにくいものはレンジ加熱します。下ごしらえはできるだけ前日にとお伝えしましたが、カットした断面が変色しやすい野菜や、丸ごと焼く野菜はそのまま持参しても良いでしょう。
とうもろこしの下ごしらえ
丸焼きにするなら、皮ごと生のままで蒸し焼きにしましょう。切るなら、切る前にラップして約5分(600W)レンジにかけるか、または沸騰した湯に入れて3~5分程度茹でます。どちらにしても柔らかくなり過ぎないよう注意しましょう。その後、好きなサイズに切ります。
玉ねぎの下ごしらえ
皮をむいて洗い、上下の芽と根を切り落とします。丸ごと使うなら、十字に切り込みを入れ、アルミホイルで二重に包みます。(このまま網焼き可能)
切る場合、スライス状態を保ちたいなら、切る前に好きな厚さのところで爪楊枝か竹串を刺してから切ります。(このまま網焼き可能)形を気にせずバラバラでよい場合は、好きな厚さで切ります。
ピーマンの下ごしらえ
ピーマンは種を取らず、丸ごと焼くことも可能です。切るなら、縦に半分にカットし、種を取ります。
なすの下ごしらえ
丸ごと焼いて、焼きなすとして頂くこともできます。なすは切ると断面の変色が早いので、できれば調理直前に切りたい野菜です。前日に切っておく場合は、輪切りなど好きなサイズに切って、塩水か酢水に1時間程度さらし、水気を拭き取っておきます。
キャベツの下ごしらえ
丸ごとの場合は、4等分に切り、芯の部分は切り落とします。写真のようにバラバラにならないように、串で止めておくのも良いでしょう。細かい方が良い場合は、好きなサイズでざく切りします。
人参の下ごしらえ
皮をむき、ヘタを切り落とします。好きな厚さに切ります。(1cm~1.5cm幅の輪切りがおすすめ)耐熱容器に人参を入れてラップし、レンジで約2分(500W)加熱し、十分に冷まします。
オクラの下ごしらえ
ヘタの周りの硬い部分を面取りし、板ずりします。(上記「オクラの洗い方」参照)先端は切らずに、1分程度茹でます。十分に冷まして、水気を拭き取ります。
かぼちゃ、じゃがいも、さつまいもの下ごしらえ
網焼きの場合、かぼちゃは、約0.8cm幅に切ります。
じゃがいも、さつまいもは、きれいに洗ったあと、変色防止のため皮はむかないほうが良いでしょう。約1~1.5cm幅の輪切りにし、水にさらしてあく抜きします。耐熱容器に入れてラップし、レンジで約2分~3分(500W)加熱し、十分に冷まします。
じゃがバターや焼きいもなど、丸ごと使いたい場合…洗って濡れたままラップに包んで、レンジで約4~5分(500W)程度加熱し、十分に冷まして、アルミホイルに包みます。
きのこ類(しいたけ、えのきなど)の下ごしらえ
しいたけやえのきは石づきを外します。予め加熱すると味が落ちるので、必要な場合は切るだけにしておきます。水気が入らないようにすぐに密封袋へ入れましょう。
BBQの野菜下ごしらえ方法|野菜の保存
切り終わった野菜は、キッチンペーパーなどでできるだけ水分は拭き取りましょう。また、レンジ加熱した野菜については、十分に冷まします。そして、なるべく変色や傷みを防ぐため、必ず真空や密封できる袋に入れ、すぐに冷蔵庫へ入れます。
自宅から会場へ持ち出す時は、保冷剤とともにクーラーボックスへ入れてください。
BBQの野菜下ごしらえ方法|簡単きのこレシピの下ごしらえ
野菜ときのこの串焼き
きのこと野菜を一緒に串に刺しておくのもOK!しっかりとラップに包み、密封袋へ保存します。
きのこのホイル焼き
カットしたバターをラップに包み、きのこと一緒に保存しておくと便利!バターのカットが面倒な方は、個包装バターを利用すると簡単でおすすめです。
えのきベーコン
えのきはベーコンを巻いて楊枝に刺してから密封袋へ入れておくと、当日すぐに焼くことができますよ。
丸ごとしいたけのチーズ焼き
しいたけに、シュレッドチーズ、クリームチーズを詰めて、1つずつラップに包んでおきます。網でしいたけの丸ごとチーズ焼きが楽しめます!
きのこのアヒージョ
アルミホイルでできたケーキ型を使用して簡単アヒージョ♪ニンニク、鷹の爪、ローリエをラップに包み、別でラップに包んだきのこを一緒にパッキングして持っていけば、すぐに調理が可能です。(別途、オリーブオイルはお忘れなく!)
BBQの野菜下ごしらえ方法|まとめ
今回は、バーベキュー前日にしておきたい野菜の下ごしらえ方法をお届けしました。野菜の洗い方や切り方、レンジ加熱など下ごしらえのコツがつかめたでしょうか?
下ごしらえは、当日の時間の節約になるのはもちろんのこと、調理の時短にもつながります。肉と一緒に、野菜にもすぐに火が通るようにしておきたいものです。
衛生管理には十分に気を付けて、ぜひバーベキューの野菜の下ごしらえやってみてくださいね!
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参考情報
・松本仲子『調理に必要なデータがわかる 下ごしらえと調理のコツ 便利帳』成美堂出版,2012
・モランボン株式会社HPジャン焼肉サイト(2021.9.16)
チームBaviはバーベキューのプロ集団。10年以上続く出張BBQサービスの経験を活かして、信頼できる情報をお届けします! 出張BBQのご用命はコチラ▶▶▶【Bavi(手軽にBBQ.com)】https://www.gpc-bbq.com/