- 最終更新日: 2024.04.22
- アドバイス
【BBQ風対策】プロ直伝!バーベキュー当日の強風に立ち向かう心と小技
こんにちは。チームBaviリーダー榊原です!
今回は、バーベキュー(BBQ)時の風対策についてお届けします。
風でお皿が飛んでしまった…風でテントが飛んでしまった…風で炭に火が付かない…なんて経験はありませんか?慣れないと四苦八苦するバーベキュー時の「風」。
出張バーベキュー10年以上の経験をもつBavi。海や河川敷など、強風が吹きやすい会場を幾度となく体験しています。そんなBaviが、風に立ち向かうためのおすすめのアイテムや小技をご紹介しますよ♪
プロ直伝の風対策!ぜひ試してみてくださいね!
目 次
BBQ風対策|風を読む
風のメカニズム
風は気温の変化、気圧の変化によって巻き起こります。基本的に、風は寒い方から暖かい方に向かって吹きます。海辺でバーベキューをする場合、夏は気温より水温の方が低いので、海の方から風が吹きます。反対に、冬は気温より水温の方が高いので、海に向かって風が吹きます。
気圧の変化によって風が起こるので、夏や冬は気圧が比較的安定している為、風は弱い傾向にあります。しかし、春や秋は気圧が安定しにくい為、強い風が吹きやすくなります。
「皆さん!春、秋はバーベキューを避けましょう!」と言いたいところですが、気候的には春と秋がベストですよね。
天気図の確認
バーベキューの日程が近づいてきたら、必ず天気予報を確認しましょう。風は「天気図」で確認できます。
等圧線の確認
等圧線の間隔が狭ければ狭いほど強い風が吹き、広ければ広いほど風は弱いです。
気象庁“ 各種データ・資料 「過去の天気」”.気象庁HP.https://www.data.jma.go.jp/yoho/wxchart/quickmonthly.html,(2021.7.6)
風速の確認
また、天気予報で「風速」も確認すると良いでしょう。風速とは、風の吹く速さのことで、空気が1秒間に何m動いたかを示しています。例えば、風速10mであれば、1秒間に空気が10m動いたことを表しています。
風は一定の速さで吹いているものではなく、あるときは強くあるときは弱く、刻々とその速さは変化しています。
天気予報での「風速」は10分間の平均風速を表すことが多いのですが、瞬間的には1.5~3倍の風が吹くこともあるのです。そのため、風速3m程度であっても火を取り扱うバーベキューは注意が必要です。そして、風速5m以上になるとテントやタープが倒壊してしまう可能性もあります。
気象庁HPに風についてこのような表がありました。
気象庁“天気予報等で用いる用語「風の強さと吹き方」”.気象庁HP.https://www.jma.go.jp/jma/kishou/know/yougo_hp/kazehyo.html,(2021.7.4)
これを見ると、風速10mを超える風が吹くと予想されていれば、残念ですが、バーベキューは中止せざるをえないということが分かると思います。
BBQ風対策|プロ直伝の風対策法
ここでは、Baviが実際に行っているバーベキュー時の風対策をいくつかご紹介します。参考にしてみてくださいね。
皿や箸が風で飛ぶのを防ぐ方法
バーベキューでは紙皿がよく使われますが、風で飛ばされてしまうのはバーベキューあるあるです。飛ばされるだけであれば新しいものを使えば良いことですが、タレや肉汁で洋服や荷物が汚れてしまえば、楽しい気分も一気に下がるでしょう。それは避けたいですよね。
置き場所の工夫
バーベキューの準備時、皿は一人一人に配布せず、クーラーボックスや食材ボックスの中に入れておきます。必要な分だけ、その都度配るようにしましょう。どうしてもテーブル上に出したい時は、箸やおしぼりを下に置き、皿を蓋代わりにして養生テープでガッチリ留めます。
また、テーブル横にビールなどの空箱を置き、テープで留め、カラトリーボックスとして使うのも便利です。
風対策の裏技
おすすめしたい裏技があります。それは、紙皿の裏に水を少し付けることです。数滴水を付けるだけで、紙皿がテーブルにくっつき、飛ばされにくくなります。地味な裏技ですが、効果は大きいためやってみる価値はありますよ。
しかし、強風となれば話は変わってきます。水分量を増やせば良いというわけではありません。
便利な「ワンハンドトレー」
強風時のバーベキューは紙皿ではなく「ワンハンドトレー」がおすすめ。ワンハンドトレーは、名前の通り片手で持てる取手が付いた皿ですが、コップや箸などが置けるスペースもあります。
【Amazon】メイダイ(Meidai) 日本製ワンハンドトレー ドリンクホルダー付き (5枚入り) ハンドテーブル フードトレー サムズアップマルチトレー
タレを入れるスペースは十分な深さがあり、野菜やお肉を置くスペースが2箇所、ドリンクホルダーも付いている機能満載なアイテムです。
紙皿だと焼きたてのお肉や野菜が熱くて持てませんが、このアイテムは80度までの熱に耐えられるため、焼きたてを取り分ける時も便利でしょう。
使い方は簡単で、トレーに絵の具のパレットのように穴が空いているため、そこに親指を入れて持ちます。大きさがちょうどよく軽量です。
子どもでも簡単に片手で持つことができ、持って帰る時は
重ねるとかさばりません。素材は紙ではなくプラスチックのため、折れ曲がったり、水滴がついて柔らかくなったりすることがなく、強風でも飛ばされません。
使い終わった後は洗えば何度でも使うことができるため、バーベキューをするたびに紙皿を買う必要がなく、経済的です。
また、指を入れて持つことはできませんが、ワンハンドトレーと同じような機能を持つバーベキュートレーもありますよ↓
カラーバリエーションがあるので、家族や友人の間でも色ごとに分けて管理しやすく、誰かのものを使ってしまう心配がありません。
1セット持っておいて損はないアイテムです。バーベキューに積極的に取り入れていきましょう!
炭の着火には「風よけ」を
炭の着火時、風があると炎が風で消されてしまうのでとても苦労します。炎が消えないように周りに風よけを作りましょう。着火用の缶を置くか、板などで簡単に四方を囲めばOKです。
炭に火が付けばもう安心です。風が強い日は着火には苦労しますが、火が付いてしまえば、風で酸素をどんどん運んでくれるので炭の火力が落ちづらくなります。
【Amazon】グリーンライフ(GREEN LIFE) 火おこし兼用火消しつぼ HOT-150
テント設営の注意点
Baviでは出張バーベキューの際、海の会場に行くことがとても多く、連日強い風が吹きました。毎日数本のテントが折れてしまうような状態なので、風対策を見直しました。
しっかりペグを打つ
まず基本は「ペグを打つこと」です。テントは風を受ける面がとても大きいので、ペグをきちんと打たないと弱い風でも簡単に動いてしまいます。
しっかりとペグを打てば、ある程度強い風にも耐え切ることが可能です。ペグと地面の角度は90~130度で打ち込むようにして、横着せずに4つ角をしっかりと打ちましょう。
風をそらす
浜風や暴風の場合は、ペグでテントが飛ばなかったとしても、骨組みが折れてしまうこともあります。
そんな時は最終奥義として、風を斜めにそらすことです。テントに風を垂直に当てないようにすると良いでしょう。
Baviではこんな感じでやっていました!異様な光景ですね笑
BBQ風対策|風を避ける
海や都心(ビル風)、周りに何もない会場は風が吹きやすいので、出来る限り避けると良いでしょう。反対に山や木が多いところは風が弱くなりますので、比較的安心して利用できます。
それを知っているだけで、わざわざ風が強い会場に行かなくて済みますよね。
海の家ではよく壁側に簾(すだれ)がかかっているのを見かけませんか?簾を置くだけで、風が分散され、風をとても弱くしてくれる効果があるんですよ。
BBQ風対策|まとめ
今回は、バーベキュー時の風対策についてお届けしました。いかがでしたか?風に立ち向かっていく覚悟はできたでしょうか?
風のメカニズムを知り、風の弱い会場を選び、風の強弱を天気予報、天気図で確認しましょう。
風の影響が少ない会場を選んだけれども、結果的に強風になってしまった…そんな場合でも、風に立ち向かう小技を持っているので安心ですよね。
本コラムをご覧いただくことで、風への恐怖感が拭え、安心してバーベキューができることを願っています。風対策、ぜひ参考にしてみてくださいね!
↓↓バーベキュー会場探しでお困りの方、BaviのBBQコンシェルジュでお手伝いします♪↓↓
▼詳しくはこちら▼
参考情報URL
・公益社団法人日本キャンプ協会
・気象庁HP
チームBaviはバーベキューのプロ集団。10年以上続く出張BBQサービスの経験を活かして、信頼できる情報をお届けします! 出張BBQのご用命はコチラ▶▶▶【Bavi(手軽にBBQ.com)】https://www.gpc-bbq.com/