【保存版】BBQでおすすめの鶏肉部位（内臓除く）ランキング！〈BBQレンタル屋精肉職人監修〉【アドバイス】 | 日本最大級のバーベキュー場プラットフォーム Bavi

こんにちは！Bavi編集部です。
今回は、「BBQ（バーベキュー）でおすすめしたい鶏肉の部位（内臓除く）」についてお届けします。

いつもなんとなーく知っている部位を買ってしまったり、バーベキューセットにお任せしてよく考えていない！という方も多いのではないでしょうか？

Bavi編集部が調査したところ、部位によって味や食感が大きく違うということがわかりました。（実は同じ部位でも場所によって味が違いますが、それはまた次回…笑）

今回は精肉会社、食品会社、農林水産省の公式サイト情報からBaviならではの視点で基本の鶏肉部位（内臓を除く）をまとめた上で、バーベキューでおすすめの部位についてお伝えしますね。

バーベキューと言えば牛肉を思い浮かべる方が多いと思いますが、本コラムで鶏肉の魅力をご紹介します♪

BBQレンタル（デリバリー）のプロBaviより、精肉職人歴17年の土屋監修。ぜひ参考に！

▼忙しいあなたに！結論はこちら▼

結論：バーベキューでおすすめしたい鶏肉部位ランキング！（精肉職人：土屋監修）

▼牛肉部位についてはこちら▼

【保存版】BBQでおすすめの牛肉部位（内臓除く）ランキング！〈BBQレンタル屋精肉職人監修〉

主要な鶏肉の部位（内臓除く）とは？

比較的、スーパーや精肉店で皆さんが手に取りやすい部位は限られるのではないでしょうか？各サイトによって、どこまで詳しく掲載するかは様々でしたが、今回は農林水産省公式サイト「鶏の部位図鑑」を基に、内臓を除いた鶏肉の正肉部位を9つ、さらに最後に「丸鶏」についてもご紹介していますので、ぜひ参考に。

〔今回ご紹介する鶏肉部位〕
せせり、手羽先、手羽中、手羽元、むね、ふりそで、かわ、ささみ、もも

せせり

・部位

鶏の首にあたる部位。

・特徴

鶏は常に首を動かしているため肉質は引き締まっていて、プリプリとした歯応えが特徴。濃厚なうま味と、コラーゲンを多く含み、噛むほどに肉汁が出てくる。

・調理方法

炒め物、揚げ物、煮込み
※調理法を選ばず、鶏肉料理全般に使える

・補足

一羽から少量しか取れない希少部位のため「小肉」とも呼ばれる。

手羽先

・部位

腕から羽根の先端の部分までの部位。

・特徴

ゼラチン質と脂質が豊富で、コクとうま味がたっぷり。

・調理方法

揚げ物、焼き物、煮込み（スープ、カレー等）
※骨は鶏ガラとしてスープなどの出汁に使用する

手羽中

・部位

手羽先と手羽元の中間に当たる部位。手羽先の先端を取り除いたもの。

・特徴

よく動かす部位のため肉質は引き締まっており、骨についた肉には旨みがある。

・調理方法

グリル、炒め物、煮込み

・補足

縦半分に割ったものは「鶏スペアリブ」と呼ばれる。調理時に火が通りやすく食べやすい「手羽中ハーフ」の状態でも販売されている。

手羽元

・部位

手羽先とむねをつなぐ部位。

・特徴

脂肪が少なく、手羽先よりも淡白な味わい。肉のボリュームがある。下処理せずにそのまま調理できる手軽さも魅力。

・調理方法

揚げ物、煮込み、鍋料理（水炊き）
※長時間煮込むと肉がほろほろになる

・補足

チューリップの形に似ていることから「チューリップ肉」ともいう。

むね

・部位

胸の正面に位置する部位。

・特徴

脂肪が少なく、低カロリーでタンパク質が多い。肉質は柔らかく、さっぱりとした味わい。

・調理方法

焼き物、揚げ物、蒸し物
※高温で調理するとパサパサしてしまうので、低温でゆっくり火を通すこと

ふりそで

・部位

手羽の中でも根元の部分でむね肉と手羽元の中間に位置する部位。

・特徴

手羽やもも肉より脂質が控えめであっさりしているが、むね肉よりジューシー。双方の長所を兼ね備え、肉汁たっぷりで上品な味わい。

・調理方法

焼き物、炒め物、揚げ物
※調理法を選ばず、鶏肉料理全般に使える

・補足

「鶏肩肉」「鶏トロ」とも呼ばれる。

かわ

・部位

鶏の皮膚。部位によって異なるものの一般的には首の皮をいう。

・特徴

脂肪分たっぷりで、カロリーはささみの約5倍。味が濃厚で旨味も強いのが特徴。料理にコクを与える。

・調理方法

揚げ物、炒め物、煮物

ささみ

・部位

むね肉で胸骨に沿った部位。

・特徴

鶏肉部位の中で最もタンパク質を多く含み、脂肪は少なめ。肉質は柔らかく、淡白な味わい。

・調理方法

蒸し料理、サラダ、和え物

・補足

牛や豚でいうヒレ部位。笹の葉に似ていることが名前の由来。

もも

・部位　

鶏の足の付け根の部位。

・特徴

よく動かす部分のため筋肉質でややかたいが、肉厚でうま味とコクがある。

・調理方法

焼き物、煮込み、揚げ物
※幅広い調理法に向く
※骨付きならば、唐揚げ、煮込みがおすすめ

丸鶏

・部位

部位ごとに切り分ける前の一羽丸ごとの状態。

・特徴

血抜き、羽抜きしただけの丸鶏を「ト体」、ト体から内臓類を除去した丸鶏を「中抜き」という。2～3kgサイズが普通だが、家庭用なら1kg台の中抜きがおすすめ。

・調理方法

ローストチキン、煮込み料理、サムゲタン、スープ（鶏がら）
※ローストチキンは丸鶏の内側にスパイスを満遍なく塗り、外側はフォークで刺して味を染み込ませるのがおすすめ（土屋談）

・補足

切り分けず丸々調理し食べられる丸鶏は鶏肉ならでは！意外にも、肉卸やスーパー精肉コーナー等で気軽に購入できる。バーベキューでぜひ丸鶏レシピにチャレンジしてみては♪

▼BBQ向けの丸鶏・鶏ももレシピはこちら▼

【BBQ料理7選】肉肉ハンバーガーあり♪子どもが喜ぶ！家族で楽しむ！簡単レシピをご紹介〜

焼肉料理？煮込み料理？鶏肉部位（内臓を除く）の選び方

上記の通り、調理別に考えるとバーベキューを含む「焼肉料理」、スープなどの「煮込み料理」に大別されます。基本的には、肉質、硬さ、切り方によってその調理法が異なります。

肉質が柔らかい部位はステーキやグリルなど焼肉料理に向くため、調理の際は加熱しすぎないことが肝心。硬い肉はシチューなどの煮込み料理に向き、加熱するほどに柔らかくなります。

エバラ”お肉の部位の特徴”おいしいレシピ．
https://www.ebarafoods.com/recipe/nikubui/．（2024/4/8）

ステーキとは、肉を厚くカットした料理であり、その形状や特徴は様々です。

GOLAZO”ステーキとはどのような料理？”公式サイト．https://steak-golazo.jp/column/．（2024/6/18）

鉄板やグリルパンで焼く場合にもグリルと呼ぶことがあり、焼肉やバーベキューもグリルの1つに分類されます。

織田調理師専門学校”「グリル」「ロースト」「ソテー」、焼き方にどんな違いが！？”公式サイト．https://cook.oda.ac.jp/column/1333/（2024/6/18）

上記の通り、「バーベキューはグリルの1つ」とありますので、バーベキューは焼肉料理に含まれることになります。皆さんの認識としても、日本のバーベキューでは「焼く」ことが圧倒的に多いと言えるでしょう。

厳密に言えば、バーベキューの調理法はグリルだけでなくローストしたり、ソテーしたり多岐に渡る様ですが、今回はこの議論は避けさせていただいて（笑）、焼肉料理の中でも「グリル」に特化しておすすめしたい鶏肉部位、バーベキューに合った部位をご紹介したいと思います。

結論：バーベキューでおすすめしたい鶏肉部位ランキング！（精肉職人：土屋監修）

基本的に、バーベキューでおすすめしたい部位は硬い部位より柔らかい部位で、焼きすぎても固くならないものが良いでしょう。

1位：ふりそで～ジューシーなのに上品な希少部位～

おすすめしたい理由

焼くと美味しい希少部位。その名の通り、着物の振袖を通す部分に似ていることから名付けられた。

焼き方のコツ

アルミホイルで蒸し、最後に焼色を付ける。弱火→強火。

切り方のコツ

そのままのサイズでOK。

2位：手羽先（手羽中）～コクとうま味豊富な万能部位～

おすすめしたい理由

お弁当に使えるサイズで、チューリップにもできる。残ったものはだしにしても良い。

焼き方のコツ

遠火の弱火でじっくりと焼色を付ける。味付けは洋風やタレなどお好みで。

切り方のコツ

骨の間に切り込みを入れると食べやすい。手羽先があれば、カットして手羽中にもできる。

3位：せせり～プリプリ食感と濃厚なうま味～

おすすめしたい理由

独特の食感と美味しさがある。

焼き方のコツ

遠火の強火で焼く。味付けは塩コショウがおすすめ。

切り方のコツ

そのままのサイズでOK。焼いた後、一口大にカットしても良い。

番外編：ソリレス

バーベキューでおすすめしたい鶏肉部位ランキングトップ3をご紹介しましたが、実は他にも美味しいおすすめ部位があります。それが、ソリレス。鶏肉の部位の中でも、Bavi専属精肉職人 土屋のイチ押し部位です！

おすすめしたい理由

モモの下の方にある希少部位。おすすめランキング1位の「ふりそで」より濃厚でジューシー。

焼き方のコツ

蒸してから焼き色が付くように焼く。味付けは塩コショウがおすすめ。

切り方のコツ

切らずにそのままのサイズでOK。

まとめ

＜結論：バーベキューでおすすめしたい鶏肉部位ランキング！（精肉職人：土屋監修）＞
1位：ふりそで～ジューシーなのに上品な希少部位～
2位：手羽先（手羽中）～コクとうま味豊富な万能部位～
3位：せせり～プリプリ食感と濃厚なうま味～
番外編：ソリレス

今回は「バーベキュー（BBQ）でおすすめの鶏肉の部位（内臓除く）」についてお届けしました。いかがでしたか？

バーベキューのお肉と言えば牛肉というイメージがありますが、鶏肉も試してみたい！と思っていただけたでしょうか？

スーパー等でよく見かける部位はもちろん、聞き馴染みのない部位もありましたね。精肉職人のおすすめ1位に輝いた「ふりそで」や、番外編の「ソリレス」。機会があれば、ぜひ食べてみてくださいね！

今回は鶏肉の正肉部位でしたが、内臓についてもまたの機会にご紹介します。

皆さんのバーベキューライフが彩りあるものになりますように♪

役に立った！という方は、シェア＆ブックマーク大歓迎です。では、また！

参考情報
・農林水産省
Webマガジンaff（2020年9月号）お肉丸わかり図鑑
鶏の部位図鑑
Webマガジンaff（2016年12月号）特集2 鶏肉
・日本ハム
お肉料理のノウハウ
鶏肉の基礎知識
・株式会社プレコフーズ
鶏肉の部位
丸鶏の解体
・国産焼き鳥 通販 大黒堂

監修者紹介

Bavi専属精肉職人：土屋

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精肉職人歴17年。某大手スーパー精肉部門を拠点に精肉技術を磨いた。主任兼技術トレーナー。時にホテル、時に寿司屋、時に刃物店…付随する技術は自ら足を運んで修行の毎日。セルコグループ精肉部門技術コンテストにて堂々の日本一獲得。特技は体操。趣味はバイク・車・料理。

▼プロフィール詳細▼
https://bavi.jp/contents/bavi-meat/